タイヨウのうた

良かったです。
ミュージシャンのYUIが主役なわけですが、彼女の存在が良かった。とりあえず「俳優」として活動する人がそれぞれもつ個性みたいなもの、彼女の場合そういう俳優としての個性の主張があまり無くて、それが特に好感を持った理由。普通に高校生として街を歩いていても違和感を感じないような、そんなたたずまい。歌っている時が一番表情が豊かというのも、この映画の主役をやるに当たってはぴったりかと。
彼女の「透明」な感じの色が出ているような、そんな雰囲気がこの映画全体ににじみ渡っていた感じでした。相手役の塚本高史の存在も凄く良かった。
嫌われ松子の一生」のように作り込んだ映画も良いけれど、こういうシンプルな映画も良い。


素敵な映画でした。