東京国際自転車展

fuga_chi2006-11-19

前回自転車展に行ったのは04年。ペタッキやガン・リタ・ダールが来日した時。その後サイクルモードが出来、東京国際自転車展の様子はずいぶんと変わった、という風に聞いてはいた。で、昨日行って思ったこと。レースファンとしては、ずいぶんと寂しいショーに変わっていたなあと。本当に雰囲気が変わっていた。今年サイクルモードで感じたような熱気は、正直あまり見られなかったような気がする。サイクルモードは熱気むんむん、人手が多い影響もあり展示物を見ているだけでなんか疲れてくる、そんな感じだった。でも、今回のショーではそういう感想は得られなかった。
とまあ自転車展に行った全体的な感想はこのくらいで。今回のメインイベントはバルベルデホアキン・ロドリゲスのサイン会。しっかりとケースデパーニュのジャージにサインを頂いてきました。その日の夜のシークレットパーティーに行けなかったのは残念だったけど、それはまあ仕方ない(プロツアージャージが当たった方々、羨ましい限りです!)。バルデルデもホアキンも気さくな感じでサインをすらすらしていたし、写真にも気軽に応じていた。
今回個人的に良かったのは、トークショー。全4回だったらしいが、自分は3回目を見たことになる。なにが良かったかというと、通訳のサイクルクリエーション石黒氏(Jsportsで解説もされてますね)と、バルベルデホアキン・ロドリゲス両選手&ピナレロ氏のコミュニケーションが凄く良く図られていたように感じたこと。前日屋形船で食事会をし、バルベルデホアキン・ロドリゲスはカラオケを披露するほど盛り上がったと言うことらしいし、両選手&ピナレロ氏と石黒氏は来日以後のやりとりでスムーズなコミュニケーションを自然に作れていったのだろうと思った。
話の内容で覚えているのは、ホアキンが自転車以外のトレーニングということでボクシングをやっていること、それが何か自転車レースに役に立ちますかと聞かれ、プロトンで何かトラブルがあったとき、その解決に役立つよとジョークを交え観客を笑わせたことがまずひとつ。あとは、前日の屋形船トークの流れで、ここでも今からカラオケしようか?とホアキンがジョーク混じりに言ったことかな。本当にバルベルデホアキンの二人で歌い出しそうなくらい、場の雰囲気が良かったと思いました。ジョークが上手いホアキンに、バルベルデもたびたび茶々を入れて、お互いにうまく話を振り合っていて凄く言い関係に見えた。そこにちゃんとピナレロ氏も話に加わって、それが無理なく自然だったから、そのやりとりを上手く通訳しまとめていた石黒氏に拍手、と思います。個人的には、バッソ×今中氏×砂田氏のトークショーinサイクルモードの数倍トークを楽しめました。
実は石黒氏のこれまでのレース中継での解説は、あまり積極性が感じられないというか、今ひとつパンチに欠ける気がしていたのですが、そういう感想も改めなくてはならないかな。来シーズン、石黒氏が解説を担当するレースを見るのが楽しみです。

最後に。写真はプロツアーリーダー記念の真っ白パリカーボン(バルベルデ実車)の前に座って写真撮影に応じる両選手です。