アムステル

例えボーヘルトが引退すると分かっていても、ベッティーニを応援していました、私。
で、昨日は最後の先頭集団が形成されたところまでは凄くエキサイトする展開だったけど、シューマッハーのアタックがあっさり決まってしまい残念だった。
04年のレベッリンの時、05年のディルーカの時は違うのかも知れないけれど、アムステルは最後のカウベルフの直前で伏兵的な選手がアタックして逃げ切るケースが結構ある。03年ヴィノクロフ、06年シュレック、そして今年のシューマッハーカウベルフの強烈さが、逃げた選手を追うグループ内の心理をうまく翻弄するのだろうか。ここんところは大抵ボーヘルトが後ろに選手を引き連れて、逃げる選手を追いかけるシーンが強烈に印象に残っているけど、昨日はそこまでの力強さをボーヘルトに感じることはなかった。でも、間違いなく今でも世界トップクラス、凄い。
シューマッハーを逃がした集団内で、ベッティーニが割り切って仕事をしないように見えたのが印象的。誰かが追ってくれれば、それを利用して優勝は彼のものだっただろう。お見合い始めて集団が追い切れない感じだったので、早々にベッティーニは諦めたように見えた。集団最後尾でゴールしてたし。最後は流していたというか、1位じゃなければ意味無いな〜ってくらいのノリだったのかもと思ったり。
勝つ時は勝つ、使える選手は使う、彼のある意味「小賢しい」までのクレバーさは必見だな。割り切っているからこそ、昨日のアムステルの結果に関しては、「ま、いっか」って感じで切り替えが早いんじゃないかなあと想像しているところです。