バッソとリースの最近(約1時間半後加筆修正しました)

7/2付けブログで、リースのことを書いた。「彼はチームCSCCSCの選手たち、疑惑の渦中にいるバッソ、スポンサー、ツール・ド・フランス自転車競技の未来…。いろいろなものを守るため、大変な決断を強いられたのだと感じた。」とある。
ただ、その後はどちらかというとネガティブなニュースが続いた。噂の域なのかもしれないが、その後のリースとバッソのすれ違いを報じる例が多かったのだ。そういったニュースを見るたびに、リースとバッソの関係は修復不可能なのか?と悲しくなっていた。自転車競技を守ろうとする気高きリース監督なら、疑惑の途中で自分の愛するファミリー=CSCの選手たち(教え子、ともいえるか)と関係を悪化させることのない様に慎重に振る舞うのが筋なんじゃないかなあと思っていたからだ。

そんな中、これまでのリースとバッソのすれ違いに関するニュースの真偽がどうかはさておいて、http://www.cyclingtime.com/modules/ctnews/view.php?p=3551の記事を読む限り、とりあえずリース監督は時間をかけてでも真偽をきちんと待つ態度を示している、という様子を感じることが出来た。


だからこそ思う。今現在進められているドーピング疑惑に関する検証の結果下された最終的な結論が、第3者的立場できちんと判断を下されたと、ファンがきちんと納得できるようにあって欲しいと。客観的な検証がきちんと行われたのだ、とファンが後から思えるようにあって欲しいと。無理矢理ヒーローを守ろうという余分な意識は捨て、今できうる限りの検証をしっかりと、そして厳正に行った上で、結論を示して欲しい。
その上で、バッソの嫌疑が晴れることを心から望んでいる。嫌疑が晴れて、リースとバッソが笑顔でチームを組む姿がもう一度見られればいいな、と思う。もちろん、バッソだけでなく、他の全てのプロライダーについても同様に、厳正な判断が下されることを祈っている。


自転車競技の未来を守るのは、そういったことの積み重ねだと思う。