ここのところのレースを振り返って

と言っても、正直ほとんどレースを追い切れていないというか。時間を作ると朝か夜更けになるんだけど、レースをその時間に見ても眠くなるだけで…ウェブ制作だと大丈夫なんだけど…
そんな状況でも適度にレースを見ているつもり。中継中のブエルタについてすこし。サムエル・サンチェスのゴールは04年のエリック・デッケルのゴールを見るような、後ろからメイン集団が凄い勢いで突っ込んでくる迫力の展開だった。しかもそのメイン集団をレースリーダーであるバルベルデ自らのアタックで活性化させちゃうんだから、レースが盛り上がらないわけ無いよなあとちょっと思ってみたり。まあ自分はおーすげーすげーって感じでなんとなーくリラックスして見ている感じで、特に興奮してはないです。
あと、その前にあったパオリーニのステージ優勝。綺麗な勝利で良かった。ただ、ベッティーニはパオリーニのアシストの様に見えてしまった。この後の世界戦をにらんで、チームは違えど力を貸すかのような…。確か以前、ロードレース専門誌「チクリスティ」の記事で、ツアー・ダウン・アンダーのあるステージでマシュー・ウィルソン(当時コフィディス)が勝利を収めたのは、あとでオリンピックや世界戦のような国別対抗戦で気持ちよくアシストしてもらうためにもっていう意味が込められた、ロビー・マキュアンの気遣いがあったとかなんとかっていうのがあったような記憶があるんだが…とりあえず、パオリーニの素晴らしい勝利の陰にはそういうベッティーニなりの気遣いがあったんじゃないかなあと想像してみたり。
とまあ、とにかくブエルタも面白いんですが、世界戦の状況が気になるわけですよ。今バルベルデはトップを走っているけど、これでコンディションが整うのか、ブエルタ後一週間しかない状況で疲れが抜けないのではとか…いろいろと想像が深まるわけで。バルベルデの世界戦での体調はどうなっているのか、そして今年こそベッティーニが勝つのか。世界戦本当に楽しみ。
ちなみに今ブエルタではヴィノクロフ・カシェキン・マルチャンテを応援することにします。バルベルデは仮想の適役。最強のボス・バルベルデに挑む3人の動向に自分は注目しているところ。で、その中でもやっぱりヴィノクロフですよ。とにかくブエルタを走る全ライダーの中でもぴかいちのかっこよさ。今年はあまりにもいろいろなトラブルが巻き起こり、実力のある彼がそれを披露する場面がどうしても得られないようなせつない状況が多々あったけど、時間は戻らないしとにかく今はブエルタでの彼の活躍を祈るのみ。ちなみに今14ステージを録画で見てます。ヴィノクロフ、やっぱり渋いなあ!
で、14ステージの勝者はミラーに決まりました。昨今のドーピングスキャンダルに対してこの勝利はとても大きな意味を持っているときっと誰もが思っていることだろう。それだけ大きな勝利ってことだ。ミラー、おめでとう。そして、ありがとう。